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まつ毛が抜けやすい。もしかしたら、まつ毛貧毛症?

2020年03月29日

まつ毛は、目をゴミなどから守ったり、病気になることを防ぐ役割があります。
しかし、最近、まつ毛が抜けやすかったり、本数が少ないことを悩んでいる人が増えています。
このような症状がある人は「まつ毛貧毛症」の可能性があります。
まつ毛が抜けてしまう原因にはさまざまあり、身近なところではマスカラなどのメイクを頻繁にしていたり、ビューラーで引っ張り過ぎてしまうなど、まつ毛に余計な負担がかかって起こることがあります。
また、つけまつ毛やまつ毛エクステなども原因として考えられます。
そのほかの要因としては、加齢によるホルモンバランスの変化やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、抗がん剤などの医薬品の副作用などでもまつ毛が抜けてしまうことがあるのです。

日本人のまつ毛の数は、平均すると80~150本、長さは7ミリ前後だと言われています。
つまりこの本数より少なかったり、長さが短い場合には「まつ毛貧毛症」と判断される可能性が高くなります。
では、セルフチェックでまつ毛貧毛症が疑われた場合、どうしたらいいのでしょうか。

実は、まつ毛貧毛症は、皮膚科や美容系クリニックで治療が可能です。
まつ毛貧毛症の治療をおこなってくれる病院やクリニックはインターネットで簡単に検索することができます。
家や職場などの近くにも診察を行ってくれる医療機関があると思いますので、まずは適切な病院で診察を受けてみましょう。
具体的には、特別な検査などはなく、症状を話して現在の状態を診て、医師がまつ毛貧毛症かどうかを診断します。
もし、そう診断が下れば治療が開始されます。

まつ毛貧毛症の投薬治療のほか、生活習慣の見直しや指導、現在のまつ毛の状態とケア方法などの説明があります。
とくに大事なのは生活習慣の見直しです。
これまで行ってきたまつ毛に負担をかける習慣を続けていてはケアを行っても改善は見込めません。
また、薬の処方がある場合には使い方などの説明を受け、診察は終了です。

まつ毛貧毛症はいくらくらいで治療できるのか?

現在、まつ毛貧毛症の治療には、国内で初めて製造販売認証を受けたグラッシュビスタという医薬品が用いられます。
この薬に含まれている有効成分はビマトプロストという成分で、主に点眼薬として緑内障の進行抑制や眼圧管理のための医薬品として使用しています。
2008年にアメリカでまつ毛を伸ばすことにも効果が認められ外用薬を製造、日本では2014年に厚生労働省が認証しました。
この薬を上まつ毛に塗布することでまつ毛の長さや太さ、濃さに効果が期待できます。
実際の臨床試験でも88例中68例の人が77.3%の改善が見られたという結果が出ています。

使用方法は片方の目ごとに1日1滴を専用のブラシに滴下して上まつ毛の生え際に塗るというもので、1日1回以上の使用ができません。
専用のブラシは1回のみの使用で、1本につき140本のブラシが添付されています。
ただし、この薬が使用できるのは、発毛が期待できる毛包がまつ毛に認められた人だけです。
毛包が存在しない場合にはこの治療薬を使用しても効果があまり期待できず、発毛が認められないことがあります。
では、毛包が存在しない場合にはどのような治療が可能なのでしょうか。

考えられるのは、まつ毛の植毛です。
まつ毛の植毛は採取した毛根付きの毛を1本ずつまつ毛に縫い付ける方法が一般的です。
毛根付きの毛は、自分の髪の毛を使うこともあります。
毛根をそのまま移植するので抜けてもまた生えてくるので、負担をかけなければほぼ永久的に生えてきます。

まつ毛貧毛症の治療は、まだ保険適用外なので10割が自己負担です。
診察は3,000円ほどですが、投薬治療の場合は約3~4カ月かかりますので、その度に再診料が必要になります。
また、治療薬は1本(約70日分)で1万円ほどなので4カ月使用した場合は約2万円です。
なお、まつ毛を植毛する場合は、本数などでも違ってきますが、特別な技術が必要な手術になるのでやはり費用は高額になります。
だいたい30万円~70万円ほどが相場のようです。